原水爆禁止2024年世界大会・広島に参加して(8/7)

 広島・長崎への原爆投下(1945年8月6日、9日)から丸79年を迎える2024年、今年も原水禁大会・広島に参加しました。
 8月4日の開会総会には、現地参加とオンライン参加を含めて3000人強の参加者が集い、核兵器の廃絶と平和で公正な世界を求めて様々な発言、報告が行われました。会場がやや閑散と感じられたのは、いま新型コロナの感染拡大が進みつつあることの影響かと思われました。
 8月5日の分科会では、私は呉基地調査行動に参加し、軍港としての呉港の重要性(最も多くの自衛艦が在籍している)を学びつつ、呉港の潜水艦群、改造された護衛艦かが、独身寮、弾薬庫などの姿を、港の中と、灰ヶ峰の山頂近くから観察しました。
 8月6日のヒロシマデー集会では、現地とオンラインを含め3500人ほどが参加する中、開会集会に続いて、軍拡競争が激化しつつある現況のもとでこそ、平和を愛する市民の団結と連帯により核兵器の廃絶を勝ち取ろうという勇気ある発言が続き、今大会を締め括りました。

 2年前に参加した時もそうでしたが、今回もさらに、若い世代の皆さんの積極的な参加が目立ちました。被爆者の高齢化に伴って核兵器の悲惨さをいかに語り継ぐかがますます大きな課題になっていますが、若い世代が新たな語り部となって核兵器廃絶への道を切り開いてくれることに期待しつつ、自分も微力ながらこの運動への参加を続けねばと思いました。(寄稿・Oさん)