松原文枝さん講演会に参加して(3/28)
映画「黒川の女たち」の監督・松原文枝さんの講演会が我孫子市民プラザで3/28に開かれました。
この講演会は、ピースアクション我孫子、あびこ女性会議、我孫子九条の会が共同で開催したもので、100名以上の市民が松原さんの話を聞きに参加しました。
昨年公開されたこのドキュメンタリー映画は、1945年、日本軍が住民を見捨てて敗走した後に取り残された満蒙開拓団の人々が直面した過酷な状況と、とりわけ黒川開拓団の女性たちが被った犠牲を描きます。女性たちは帰国後もいわれない差別と偏見のもとで長年耐えてきましたが、ついに自分たちの体験を公にすることで自らの尊厳を取り戻していく……という内容で、そのダイジェスト版が上映された後で、監督の松原さんから解説のお話があり、参加者は熱心に聞き入りました。
従軍慰安婦問題と同様に戦争の中で起こされた性暴力問題。しかしそれを命じたのは絶対的権力を持った軍組織ではなく、被害者と同じ村落共同体のほぼ総意であったことが、この問題を一層複雑で深刻にしているように思いました。地域共同体の絆まで破壊してゆく軍国主義の犯罪性を、改めて考えさせられた良い講演でした。
また、この講演会を成功させた我孫子市内の市民共闘の皆さんに敬意を覚えました。 (I記)



